受書の疑問、お悩みにお答えします。

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よくわかる 結納講座

受書

受書とは、『結納を確かに受け取りました。』と言う
領収書のようなもの
です。

昔はお見合い結婚が多く、この場合は、お仲人さんがご両家を往復して、
結納納めをしていました。

お仲人さんはご結納品を新郎側から預かって、新婦側に届けるわけですから、
新郎側からの目録(納品書のようなもの)に書かれている結納品がきちんと、
すべて揃っているか確かめ、新婦宅へ届けます。
そして、新婦側は目録通りのものがすべて届けられていることを確かめ、
領収書のようなものである受書をお仲人さんに渡していました。

ですから、 ご結納を頂いたら、受書はお渡しすべきものです。

ところが、最近では、このお仲人さんがなく、
ご両家だけで結納をすることが多いため、
「受書は必要ないのでは?」と思われる方も多いようです。

でも、ちょっと待ってください。

コンビニで買い物をして、たいした金額でなくてもレシートをもらいますよね。
これはなぜ?

後で、「お金を払った」、「もらっていない」 などのトラブルを
避けるためですね。

結納となると、結納金だけでも相当な金額になりますし、
さらに婚約指輪となると、かなりの金額になってしまいます。

新郎側が、新婦側を信頼していて、そんなトラブルなど起こりえないから、
「受書なんていりませんよ。」と新婦側に伝えても、
新婦側としては、「いらない」と言われても、これだけのものを頂くのだから、
「本当に受書を渡さなくてもいいの?」と、かえって、戸惑われ、
悩まれる方もございます。

昔からのしきたりに従う方が、結婚式までスムースに事が運ぶと思います。

受書の用意はどうすればいい? 

受書は用意しなければいけないのはわかったけれど、
いったい何を頂けるのかわからない?
さあ、どうすればいいのでしょうか?

受書は新婦側で用意するものですが、
新婦側では目録の内容がわからないですね。

昔は、その場で書いたものですが、今ではそんなこともできません。

事前に、新郎側に 「受書の用意をしたいと思いますので」 と言って
目録の内容をお尋ねください。
このように尋ねることは失礼にはなりません。

宛名と差出人がお父様同士の場合とご本人同士の場合がありますので、
宛名についてもお尋ねください。

目録にはお父様同士の名前なのに、
受書ではご本人同士のお名前にするのは 避けましょう。

どうしても結納の目録の内容が分らない場合は、
「目録之通(あるいは御結納の品々)幾久敷受納仕り候也」
と書きます。

新郎側で受書を用意する場合

新郎側が目録の内容がわからないから、気を利かせて、用意する場合も有ります。

この場合は、せっかくの結納だから、
新婦側で受書を用意したいと考えている場合もございますので、
念のため、新婦側の了承を得た上で受書をご用意下さい。

新婦側では、本当に何も用意しなくてよいのか、戸惑われますので、
早めに新婦側に受書の用意をすることを伝え、
できれば結納当日より前に渡しておきましょう。

新婦側では新郎側が用意した受書ですので、受書を確かめたしるしに、
新婦側のお名前の所に、判を押してお渡ししましょう。

結納に目録がない場合

略式結納の場合、目録がない場合もございます。

この場合は、受書を渡すことは新郎側よりも丁寧になり、
新郎側に恥をかかせることになりますので、受書を渡してはいけません。

ここで、新郎側がさらに、「結納返しもいらない」と新婦側に伝えますと、
新婦側では、本当に何もできなくなるため、とても悩まれる方がございます。

ですから、結納には目録をつけることをお薦めいたします。

受書セットはどんなもの?

お受書セットの基本は
受書、お多芽紙(おためがみ)と、これらをのせる片木(へぎ:白木の台)
です。

受書は贈り物ではありませんので、熨斗、末広は本来必要ありません。

ただ、豪華な結納を頂いた場合はおめでたいものですので、
熨斗、末広の付いた豪華な受書も ご用意しております。

結納返しは緑の紙になるのですが、
なぜか、昔から、受書の紙の色は結納の場合も、
結納返しの場合も赤で良いので、 どちらにも使って頂けます。

ただ、最近では、他の結納店では緑の受書にしているところもございます。
当店でも、ご要望がありましたら、緑の紙への変更はできます。

受書 お多芽紙 受書 愛鶴

お多芽紙とは

昔は、お重箱にお菓子などを入れ、
これを贈り物(御祝など)として頂いた場合は、
「このお重箱をきれいに洗ってお返しします。」という意味を込めて、
このお重箱に真っ白の紙である半紙、 懐紙などを入れてお返ししていました。

このようなところから、贈り物を頂くと、
半紙、懐紙、奉書などをお多芽紙として、お返しするようになりました。

最近では、お仲人さんがいないので、
このお多芽紙も要らないのではないかと思われる方がいらっしゃいますが、
当店ではこのような理由からお多芽紙をおつけしています。

お多芽

お多芽と言うのは、お多芽とは別のもので、結納金の1割を入れます。

これは仲人さんの当日の御礼になるものですが、
最近では結納の際に仲人さんがいない場合がほとんどですので、
この1割を入れる祝儀袋をセットにはつけていません。

お仲人様がいらっしゃる場合は祝儀袋が必要ですので、別途ご注文下さい。

新婦側ではこのお多芽を、受書と共にお仲人様にお渡します。
その後、新郎側が一旦、全部受け取り、
このお多芽を当日の御礼としてお仲人様にお渡しします。

また、昔は丁稚さんが、ご主人のお供をして贈り物を持参していたので、
お駄賃をわたしていました。
これが1割をお多芽として入れるようになったはじまりなので、
交通費のような意味合いもあります。

ですから、新郎側が遠方から来られる場合などは、
交通費程度を入れても良いでしょう。

結納返しと受書

関西では結納返しにも1割を入れ、受書のお多芽にも1割入れるため、
結納返しと受書を混同している方がいらっしゃいますが、別のものですので、
ご注意ください。

新郎側から、「受書やお返しなどいっさい要りません。」と言われる場合が
結構あるのですが、これは新婦側に失礼になります。

受書の書き方について

受書は宛名と文章が変わるだけで、新郎様から頂く目録の品物は同じです。

奉書2枚重ねで半分に折り、「わ」を下にして書きます。

受書の上包みの表には【上】、
お多芽紙、お多芽(祝儀袋)の表には【寿】
と書きます。

目録に 「一 熨斗 壱連」 「一 末廣 壱対」 「一 帯地料 壱封」
と書いてあったら、
受書も 「一 熨斗 壱連」 「一 末廣 壱対」 「一 帯地料 壱封」
のように、同じように書きます。

目録の差出人が山田太郎、宛名が鈴木一郎様になっていた場合、
受書の差出人は鈴木一郎、 宛名は山田太郎様になります。

「右之通幾久敷芽出度受納仕り候也」は
「みぎのとおり いくひさしく めでたく じゅのうつかまつり そうろうなり」と読みます。

受書 受書

受書(うけしょ)の上包みには「上」、お多芽紙には「寿」を書きます。
受書 受書 お多芽紙