水引館

結納関連道具(御祝用品)

結納に必要な関連道具も揃えておきましょう

富久紗(袱紗、ふくさ)は、お祝を持参する際に、目録やお祝の品物などに掛け、塵よけとして用います


目録などを広蓋(ひろぶた)にのせ、その上に富久紗(ふくさ 袱紗)を掛け、八端(はったん)の風呂敷に包み、さらに家紋入りの白山紬の風呂敷に包みます。

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当店のふくさは、

  • 亀房・既製紋、別誂え共に、絹100%の正絹(しょうけん)の塩瀬の生地を使用しています。
  • 引き染めにて染めていますので、両面とも同じ色に染められています。
  • 4隅は亀の形の亀房(かめぶさ)を使っています。普通に結んだだけの房と違い、風格があります。

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毛氈(毛せん)は必要ですか?


毛氈(毛せん)は、なくてもかまいませんが、
毛氈を敷くと、結納の品がいっそう引き立ちます。

最近では、床の間がない、あるいは和室もない場合もございます。
このような場合に、毛氈を敷くと床の間代わりになります。

和室がある場合は、置き床になるような台などがあれば、
そこに毛氈(もうせん」)を敷いて、結納品を飾って頂きましょう。

台が無い場合は、厚めの本(電話帳など)や箱などを並べて置いて、
それらを隠すように大きめの毛氈を敷くと、置き床の代わりになります。

和室もなくて、洋室しかない場合はテーブルや、サイドボードなどに
毛氈をテーブル掛けのように掛けておきましょう。

結納でも結納返しの場合でも、どちらも赤い毛氈で構わないのですが、
最近は、結納返しの場合はグリーン色の毛氈を使用することが多いです。

昔は、新婦様側が赤い毛氈を敷いて、新郎様をお待ちしていました。
毛氈を敷いていると、どこに結納品を飾れば良いか分かりやすいですね。

ただ、最近では自宅でなくて、料亭やホテルなどの場合が多いので、
男性側が毛氈を用意することも多いです。

結納返しの場合は、新婦様側が緑色の毛氈を用意します

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昔の人は、「どんな人でも、小さな嘘をついたり悪いことをしたりしていて、けがれている」と考え、贈り物を直接、手でを持ったり息をかけることは、そのような【けがれ】を贈り物に移してしまうと、考えてられてきました。
そのため、贈り物は広蓋あるいは切手盆にのせ、ふくさをかけ、風呂敷に包んで持参しました。

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正式な持参の仕方の場合


目録を片木(へぎ:白木台)にのせ、これを広蓋(ひろぶた:黒塗りのお盆)にのせ、ふくさを掛けたものを包む風呂敷は、正絹(しょうけん:絹100%)の上質のもので家紋入りを使います。

京都では、さらに家紋入りの風呂敷の中にもう一枚、八端(はったん)の風呂敷で包みます。

ここまでは上質のものなので、これらが汚れないように、さらに綿の安価な風呂敷で包んで持参します。

>>> 正式な持参の仕方について、詳しくはこちら

祝儀袋だけ持参する場合


祝儀袋だけのもっとも簡単な場合でも、切手盆(きってぼん:黒塗りのお盆)にのせ、ふくさを掛け、53cm角あるいは68cm角の風呂敷で包んで持参しましょう。
どんなに簡単にしても、直接手で持って、お渡しすることだけは避けましょう。せめて、風呂敷には包みましょう。

万寿盆を使う場合


万寿盆(まんじゅぼん:黒塗りのお盆)は新婦が親戚、近所のご挨拶回りで、お饅頭を配るときに使います。新婦が使うものですので、赤い色のふくさ、風呂敷を使います。

箱を包む場合


箱を包む風呂敷は、箱が汚れないように包みますので、綿の無地、唐草などの大判のものや、レーヨンやポリエステルなど化繊の安い風呂敷で良いです。

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>>> 結納箱の包み方はこちら

家紋入りの風呂敷


家紋入りの風呂敷には既成の家紋入りのものがございます。
既成紋に無い家紋の場合は、別染め(別誂え)となりますので、4~6週間かかります。

>>> 結納金袋の包み方・渡し方はこちら

>>> 手渡し結納の包み方はこちら

切手盆


1枚は揃えておきたい切手盆です。

祝儀袋を直接、手で持って渡すことはとても失礼になります。切手盆にのせ、富久紗(ふくさ)を掛け、風呂敷に包めば完璧です。

当店の切手盆は、漆を手塗りした上質な切手盆です。

結納時だけでなく、その他のお祝や結婚式の際に御車料などをご招待客に差し上げる時や、 会社の催しなどでの名刺受けや、お坊様へ御布施を差し上げる時など、使い道は多いです。

  • 8寸
    当店の祝儀袋 大(14cm×21.5cm)の大きさまで使えます。2巾の風呂敷で包めます。富久紗は6号をお使い下さい。使い道の多い大きさです。
  • 9寸
    さらに大きい祝儀袋用です。2巾の風呂敷で包めます。 富久紗は6号をお使い下さい。特に大きい祝儀袋を使う地域の方のオススメです。

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広蓋


広蓋はご結納はもちろん、正式なお祝を持参する時にも用います。

目録を広蓋にのせ、その上に富久紗を掛け、八端(はったん)の風呂敷に包み、さらに家紋入りの白山紬の風呂敷に包みます。

さらにこれらが汚れないように綿の風呂敷で包みます。

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万寿盆


花嫁が結婚後、ご親戚、ご近所へのご挨拶回りに使います。「これからどうぞ、よろしくお願いいたします。」と言う意味を込めて、紅白のお饅頭を配ります。

お饅頭を配る際に、この漆塗りのお盆にのせて、挨拶回りしたところから、万寿盆(まんじゅぼん)と呼ばれています。

万寿盆、富久紗、風呂敷には、花嫁のお母さまの紋(女紋)とお名前(例:久子)を入れます。家紋ではどのような家系の出身なのかがわかり、名前はご親戚やご近所の方に覚えてもらうために入れるのです。

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